Mine six IIF Takumar75/3.5のKマウント化

ヘリコイド接写リングK
BORGヘリコイド接写リングM42


・ヘリコイド接写リングKで試作バージョン

       
 高嶺(たかね)光学のスプリング式蛇腹645/66フォーマットのカメラには Takumarレンズが用いられています。コパル製のシャッターユニットにはB〜1/300の シャッターとセルフタイマー、F3.5〜F22までの絞りが実装されており、このユニット を前後して旭光学製のレンズが填め込まれている。

 某オークションで買ってはみたもののどうも一眼レフだけに親しんできている私は こういうカメラはノーサンキューなんですよね(なら買うなよ)。

 そこで、お約束ということで早速バラします。

 ・・・2時間格闘・・・バラせました。
 これをどう利用しようか、ジャンク箱の中の部品と組み合わせて、あーだ、こーだ。
 某オークションでK2についてきたカビ全損のK50/1.4をくまなくバラしてヘリコイド を再利用してみようとしたもののインフが来ない

 ・・・3時間格闘・・・結局の所ヘリコイド接写リングが一番インフに近い。

 ヘリコイド接写リングのレンズマウント部を外して中に押し込むことでインフが出ます。 押し込みはツラであたるので光軸も大丈夫。
 シャッターユニットを破壊してセルフ・シャッターを機能させなくします。絞りは活かして おいてあげよう。
<後日談:この絞りリングが少し浮いてしまうため 光軸が狂って片ボケになっていました>
 ヘリコイド接写リングの内側には43mm径でネジが切られています。これを利用して元来の Takumar75/3.5に付いていたヘリコイド部の部品(外径約42mm)を残し、とりあえずガムテープ 巻いて径を増し装着。シャッターユニットの邪魔な部位は破壊除去(笑)

 部屋の中で一番遠くにある物にピンを合わせてみる。OKだ。 後でベランダから遠くの建物でインフを確認しておこう。
 被写体は「PCの電源を入れると気温が2度上昇する私の部屋」 で大活躍のエアコン君。
 近接は約35cmまで。元のカメラでは120cmだったはず。
 被写体は使用頻度が多くて常設となってしまったハンダゴテ。

 何げに遠景のボケかた、いいんじゃないっすか?

 

だいぶ強引だが一応絞りは回せる。羽根は10枚でほぼ円形。

 

 なかなか思ったより使えるじゃないの、これ。コーティングがモノコートの頃なので 結構拭きキズが目立っていますが実写性能にはそんなに影響しないでしょう。
 実際に撮ってみたいですが現在、ヘリコイド接写リングとの接続は「ガムテ」による 径アップによる強引ねじ込みなので、傾けたりショックを与えると落ちそうで怖い(笑)

 後日しっかりとした42mm→43mm下駄を履かせてインフ調整後接着してやりたい。

 首尾良く入手出来た2台目のミネシックス

 ありがとうミネシックス。(もう開けられない状態になっちゃったんだけど。)

 ♪今は、もう、動かない、おじいーさーんー♪(違います)


・BORGヘリコイド接写リングM42でようやく完成!?

       

 ・・・後日。試写結果を評価。ヴァーッ! 片ボケ(T_T)。「押さえつけて面イチになるから 平面性・光軸は大丈夫」と思っていましたが、全然大丈夫じゃありませんでした。

 かくなる上は望遠鏡でお馴染みのトミーテック(OASYS BORG)製のM42ヘリコイドに変更 だ。ヘリコイド接写リングKよりもピント調整幅が短いものの、全長が短い(2種類あるが 短いほう)ため絞りリングを押さえつけなくても良いため今度こそ光軸は大丈夫だろう。

 Mine Six IIF のTakumar7.5cm/F3.5に組まれていた様々な金具と、ジャンクのK50/1.4、 AutoTakumar55/2 をバラしたパーツをあれこれ組み合わせること数日・・・出来た!

 こうして見ると(凝視しなければ)普通のレンズに見えません?  ・・・見えません。
 カビカビジャンクK50/1.4から移植した前玉部のリングは52mm径のフィルター装着を可能にしてくれる。
 涙ぐましい微調整の痕。絶妙な金具の組み合わせによりピントリングを回しきった「アタリ位置」で 無限大ピントOK。ノギス片手に数十回に渡る試行錯誤の結果、出来た時は嬉しかったですねぇ。 無限合焦の判断はレフコンバーターAのx2倍率目視とMZ−Sのフォーカスエイドで。
 実はダブルヘリコイド(注:意味が違います)。M42ヘリコイドを伸ばしきったところから元々のヘリコイド が回せる。最近接は35cm位。バイスで固定した状態でアロンアルファゼリー状&スーパー液のJUNK最強セット で接着。独特の揮発臭が無くなったらタミヤパテで整形。シンナー臭が消えるまで乾燥させたらサンドペーパーで 整えて黒でラッカー塗装。
 お馴染みのマウントアダプターK。当然(!?)止め金具は除去されていてレンズを外してもマウントアダプター がボディ側には残らない。こんな便利なアクセサリーが量販店で¥750で新品購入出来るのは嬉しい。
 止め金具を除去した場合はアダプターをキツく締めこんでから使用するか、このように ロックピンの入る溝を作っておく。
 また、マウント周囲のAレンズ以降で情報伝達ピンが存在する部分はメッキを剥いで ボディ側のピン読みとり端子同士がショートするように削っておく。KレンズやMレンズ は最初からマウント金具が通電するので特に何も施す必要は無い。これでAF機でフォーカス エイドが作動する。
 何か腑に落ちない中途半端な形状なのは気のせいでしょうか。
 いやいや、そんな事無い。パッと見はイケてます。パッと見だけね。

フードを付けると妖しさ100倍なかなか!?

なかなかの結果でした! 作例はこちら

spec
焦点距離75mm
F値F3.5〜F22
レンズ構成3群4枚単層コート
最近接距離オリジナル:約120cm
BORGヘリコイド版:約35cm
フィルター径オリジナル:30mm
BORGヘリコイド版:52mm

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