LX パーツ自作!?

・LXロゴ入りシャッターボタン編
・LX親指グリップ編
・LX巻き上げレバー編


LXロゴ入りシャッターボタン編


左:手製ボタン 右:LX2000用ボタン 奥:市販のボタン

 LX2000にセット品として同梱されていたLXロゴ入りのシャッターボタンアタッチメント。これ、凄く いいのですが単品で入手出来ないんですよね。
 しかもネジ込み具合によってロゴが傾くため、正面に向く組み合わせをチョイスしているらしく他の ボディには合わないから入手出来てもシックリ来ないと思う。

 天体写真を撮る時はケーブルレリーズ(オートストップ)を付ける都合上、このシャッターボタンは付け たり外したりします。・・・つまり無くしてしまう可能性が高いんです(;_;) 予備が欲しい!!!

 シャッターボタンアタッチメント自体は定価¥100で、量販店で¥80で入手出来るのでこれを ベースにしてロゴ入りボタンを作ってしまおう。

 NiCd-LX底蓋部の加工で型取り成型用のシリコンとかレジンキャストを購入してあったため余った素材 でロゴ部のみの小円盤を作ることに決定。型取りについてはプラモやフィギュア、ルアーや化石に至る まで色々なジャンルのサイトで細かく紹介されているため、細かい手順と写真画像は割愛(単に途中の 画像を撮るの忘れて作ってしまったという(笑))。
 材料その他は東急ハンズ新宿店で購入しました。
東急ハンズの成型コピー紹介ページ
東急ハンズの自由樹脂紹介ページ

 油粘土にシャッターボタンのネジ部を埋めて頭だけ出す。この状態で周囲を囲って土手にして、シリコン (シロプレンRTV-2K 1406) を流し込む。硬化促進剤は定量(主剤の1%)よりやや多めで混ぜて、なおかつ21吋ディスプレーの上で 加熱(熱くなるんですよ、部屋も(T_T))し、硬化までの時間を短縮させちゃいます。通常8〜12時間の所を 3時間程度に。
 型が出来たらHEI-CAST黒をA液・B液同量混ぜて流し込んで硬化まで5分程度。化学反応で熱くなっている ので、さらに10分程度放置して冷めるのを待ってから取り出し。表面に模様が出てしまうのを嫌って離型シリコン スプレーは塗っていない。単純な形で、しかも硬めのシリコンなら全然平気。
 有機溶剤を取り扱う関係上、薬品用の手袋とこぼした場合を考えて作業場所のカバーを忘れずに。また、 体に有害なので換気を良くしておきましょう。また計量時に取り分ける容器は紙コップがベスト。

 出来上がったら厚さが半分くらいになるまでヤスリで削る!削る!削る!。手が粉末だらけになって もめげずに削る!。ペーパーがけしたら表面も2000番くらいの耐水ペーパーで水研ぎしてからエナメル塗料 で文字入れ。2台同時使用する事が多いので区別出来るように金と銀に。(悪趣味? だよねぇ でも好き なんですよ、タミヤのエナメル X-11クロームシルバー, X-12ゴールドリーフ, X-31チタンゴールド, X-32チタンシルバー ... なんかが特に(笑))

 市販のシャッターボタンも同様に頭の部分を半分くらいになるまでヤスリで削る!削る!削る!。手が 痛くなっても、手が滑って指をヤスリがけしちゃってもめげずに削る!。粗めのペーパーで適当に仕上げ。
 削り終えたらLXに装着。キツめに。この状態で成型部品を接着します。アロンアルファとかだとハミ出 してボディに垂れたらドえらい事になってしまうのと、樹脂の接着に向かないような気がしたため却下。セメダインC も糸を引くのとはみ出しやすいのと、はみ出たら黄色が汚いので却下。
 木工用ボンドで付けました(笑)。接着面同士が綺麗な平面になっていれば、案外しっかりついてくれるもんです。

 型を増やして同時に沢山作れるようにしておかないとレジンを微量だけ混合するのって難しいです。他の成型物を 作る時に「ついで」に作るモノと言うことで。


接合部の断面があまり綺麗になってませんが
装着しちゃえば判らないので手抜きのまま(笑)


コレがシリコン型。左側に同居しているのはPentaxFamilyの会員バッヂ(笑)


型取り用シリコン(\2980)と離型剤スプレー(\1000)


黒のレジン(\4500)


LX親指グリップ編


 新しめのボディには裏蓋部に親指のホールドを良くするグリップが設けられているがLXにはそれが無い。 無いなら作ってしまおうという事で、ProgramAやMZ-Sをいじり回すこと30分以上、形状を検討開始。
 さらに、私が師と仰ぐ タブレットさんのグリップ も舐めるように何度も見て原型作成に移る。

 1mmのプラ板を適当なサイズに切って、エポパテを盛る。指に水を付けながらおおまかな形状にする。 一晩硬化を待ってからペーパー掛け。シボ革を指が当たる所に貼って段差を埋めるべくプラパテで補正。 パテが乾いたらペーパー掛け。#400→#800→#1500の順に耐水ペーパーで滑らかに磨き上げ、溝があったら パテ埋め〜乾燥。これをひたすら納得出来るまで繰り返す事1週間。ようやく原型が完成。

 枠を作って油粘土を敷き詰め、グリップの下半分を埋める。キャスト流し込み用のランナー部と空気の逃げ道 をワリバシで確保するため一緒に埋める。周囲の余った空間はエンピツのおしりを押し込んで溝を作っておき、 両面の型同士が密着するためのガイドとする。
 剥型シリコンをスプレーしてから1回目のシリコン流しを開始。 型作りは5回目なのでだいぶ慣れてきたため作業はスムース。30分ほど常温で放置したり叩いて空気抜きを 行った後は21吋ディスプレーの上で加熱。50度くらいかな?通常だと8時間で硬化するシリコンが3〜4時間 で硬化してくれるので楽だ。

 指で触ってベトつきが無くなったら枠から外して・・・これが一番イヤな作業、油粘土の除去(T_T)。指で おおまかに取り去ったらパテ埋め用のヘラで細かいところを除去。おおよそ2時間除去にかってしまう。 [後日談]サランラップで油粘土をくるんでおくとgood! 緩めにしないと弾力で跳ね返されて しまいますので注意。
 取り去ったら型合わせガイド用の出っ張りをデザインナイフで整えて逆テーパーになってしまっている部分を 正テーパーに。剥型シリコンスプレーをかけてから枠で囲って2面目のシリコン流しを行う。

 硬化したシリコンを割る作業が難航(;_;)。1面目の型に枠を付けた時に隙間が多くて2面目のシリコンが最初 の型を覆ってしまったのが敗因、どうにか境目が露出するように回り込んでしまったシリコンを除去。エイヤと 割ると2面のシリコンが完成。キャストが流れる部分と空気が逃げるところをデザインナイフで切って型の完成。
 流し込み口から空気を吹き入れて空気逃げから出てくるのを確認。OKだ。

 型同士をしっかり合わせて押しつける方向に力がかかるようワリバシ+輪ゴムで固定。強めに固定しないと 隙間からはみ出てしまうが強すぎると型取り部が変形してしまうので注意。
 HEI-CASTを準備。ハンズで買っておいた計量用スポイトでA液とB液を同量、スポイトで吸える量の5倍を それぞれ紙コップに取り分けて混合。1分間ひたすらかき混ぜてから型に流し込む!!
 うまく行ったので空気抜けの穴からキャストが見えてきた。型全体を叩いて空気を抜いて10分間硬化を待つ。 注入口部のキャストをワリバシでつついて硬化を確認。ここからさらに10分寝かせてから型を割る!


一発OK、大成功


型から外す

 行ける、行けるぞ。ということで量産開始。さっきはレジンが少し余ったのでスポイトで吸い上げる回数を 4回に減らす。ちょっぴり余る程度になった。無駄が無く良いぞぉ。・・・で、4つほど出来ました。


左から原型、バリ取り前の複製品、ペーパー掛け済みの複製品x3


この微妙な流線型が伝わるでしょうか


両面テープで裏蓋に貼ってみた


NiCd-LXにはゼリー状瞬間接着剤で接着
右手側から見た様子


左手側から見た様子


正位置で持つとこんな感じ
親指の腹にシボ模様の面があたって滑り止めになる
親指右半分がグリップ部に、左半分が裏蓋の本牛革にあたって
本革本来の感触はそのまま活かせた。


縦位置で持つとこんな感じ
親指の右側の盛り上がりが適度に垂直方向の荷重を支えてフィット

 出来上がってみると タブレットさん作グリップと非常に酷似している。
 パクった参考にさせて頂いたのだから似ていて当たり前だが一応、私の手のサイズに合わせた オリジナル品の完成。NiCd-LXのほうはこれでいいけど裏蓋のはなんか不格好(^^;; なので後日バージョン2を 作りました。作成行程は一緒なので省略。


本革の親指フィットを活かしたバージョン2
ペーパーがけ前の2コと原型(奥)
ロゴ部はKシリーズ前期のフロントキャップから複製したシボ模様地


これは良いぞ、前作よりナンボか格好いい(!?)


ホールド性は抜群 例によってロゴは金&銀
SuperA, ProgramA の裏蓋グリップに一番近いかな?

 いやはや、成型品っていいですね。また何か作ってみようと思います。タブレットさんに感謝!!


巻き上げレバー編

 スリムレバーが欲しい! と思う方も多いと思いますが残念ながら2000年末に在庫が無くなったようで 交換できなくなりました。(実際にはもっと以前に交換改造サービスを打ち切っていたのですが、サービス センターでしぶとくお願いを続けていると担当者によっては工場にパーツの残数を確認してくれて改造を 特別にやってくれてたんです。)
 私もLX2000(x2台)購入直後に交渉に成功し、2台とも交換。その話を聞いた知人が年末に1台交換に 成功したのを最後に、その後は本当に部品がなくなってしまって交換不能となったらしい。(これも別の 知人が実際にかけあってみての結果、以降誰も交換出来ていない。)

 さて、無いならどうする? 中古を探すというのも手だがスリムに交換されているのは滅多に無い。40 〜50台のLXを見てその中に1台あればラッキーというくらい無い。
 無いとなるとなおさら欲しくなるのが漢の性ってもんですが(だいぶ意味不明)、純正じゃなくてもいい から一体型の金属製スリムレバーを、しかも貴金属で(笑) 作ってしまおうかという話が某所で持ち上がり ました。(本当はグリップBを作るという話が発端なのだが)

 さて、問題になるのは型どり〜加工が容易かどうか。業者に依頼するにあたって形状・質量が値段に響く わけで調査を開始。(いや、別に何度もバラしたことあるんだけどね)


レバー部のカバーを取ったところ。カバーは逆ネジなので注意!


固定されているネジ4本を取るとこんな感じ




標準のレバー(右)とスリムレバー(左)
スリムはなだらかにネジ留め部が窪んでいる



標準タイプは2ピース構成なのでネジを取ると平らな金具


金具部だけ付けてウルトラスリムレバー かなり痛いので無理


レバー無しのワインダー/モードラ専用仕様 かなり哀れ

 最後の2つはシャレですがこれらの細部写真で標準レバーとスリムレバーの差違がわかるでしょうか。 これを見て頂いた「カメラ大好き歯医者さん」や「カメラ大好き歯科技工士さん」が素晴らしいレバーを 銀合金、金合金、チタン合金で作って下さるのを祈っております(笑)


プラキャストで複製してみました


驚くほどそのまんまだけどさすがにネジは無理

 黒注型材だと磨き上げてオリジナルのスリムレバーに近いものが作れます。透明注型材に顔料を混ぜて チタン/2000バージョンを作ってみようかと目論んでます。パール顔料やメタリックパウダーを組み合わ せてウレタンやアクリルの主液に溶いて・・・うまくいったら掲載します。


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